人妻になった元カノともう一度SEXがしたい･･･

セックスレスに陥っている女性は、その性欲を発散させる相手に元カレを選ぶ確率が高い…という話を耳にすることがあります。筆者は恋愛経験の乏しさゆえ元カレというものが存在しないので、元カレとSEXすることは物理的に不可能なのですが、なんとなくその気持ちはわかります。まず女性には、男性と違って気軽に利用できる風俗がない（女性用風俗はあることはありますが、そのほとんどが超うさんくさいor値段がバカ高い）。かといって、ゆきずりの男とするのもそれはそれでリスキーだし、男友達はその後気まずくなりそう…となってくると、自然と元カレぐらいしか選択肢が残らないのです。しかも元カレとはある程度SEXを経験しているはずなので、どんなSEXになるかという計算もある程度たつ。つまり女が性欲を発散させるには、元カレが最も都合が良いということです。今回ご紹介する作品も、まさにそのパターンなんですよね。AVメーカーで働くAD桜木（＝女性人気上昇中のイケメン男優・渡辺琢磨さん）は、友人の結婚式で大学時代の元カノ・裕美に再会する。桜木は恋心が再び燃え上がるのを感じたが、すでに彼女は結婚しており、子どもまでいた。しかしせめてもう一度だけでもSEXをしたいと思った彼は、裕美とふたりきりの熱海旅行を計画する…。というのが本作のあらすじで、基本はAD桜木目線でストーリーが進んでいくのですが、本作の良いところは桜木だけでなく裕美もSEXする気満々だということ。行きの電車内で楽しくお喋りしたり、昔一緒に訪れた思い出の場所を巡ったり、海水浴をしたりと健全なデートを満喫してから、熱海の旅館に着いた途端に桜木は裕美にキスをするのですが、そのキスがもうめちゃめちゃエロいんです。エロいことをしたい気持ちが溜まりに溜まっていっきに爆発したような桜木のキスと、それを待ってましたとばかりに受け入れる裕美に、なんともいえないナマナマしいエロスが漂っているんですよねぇ。この時キスをしながら「俺から電話あったときから、こうなると思ってた？」と問いかける桜木に対して、「思ってたよ」としれっと答える裕美も、すごく良い。変にカマトトぶったり言い訳したりせず、当たり前じゃんと言わんばかりにサラッと返すところに、大人のイイ女感が出てますよねぇ。一旦火がついたらもう止まらないふたりは、お風呂の脱衣所で、湯船で、部屋で…とどんどんSEXを重ねていきます。ここでポイントなのが、桜木が彼女への想いを強めていくのに対し、裕美はあくまでも一時の遊びだと割り切っているところ。桜木はすごく丁寧で愛情あふれるSEXをしていて、裕美もそれを受け入れてシッカリ感じているのに、桜木が「（旦那と）別れたら俺と一緒になろう」と言うと、裕美は「バカ（笑）、ダメだよ」と一蹴しちゃうんですよ。SEXだけ観てるとめっちゃラブラブで完全にバカップルのテンションなのに、心の奥ではしっかり現実を見つめている裕美の言葉に、すごくリアリティを感じましたねぇ。このすれ違いがちょっと切ないけれど、ただ甘々なだけの関係を見せられるよりもずっと胸に迫るものがあった本作。元カレとの甘く切ないSEXを味わいたい方、特に渡辺琢磨さんファンの方は、必見の秀作です。人妻になった元カノともう一度SEXがしたい・・