淫乱でしたたかな母性
投稿者:桃ゼリー 追加日:2020/12/03
人気シリーズの数多くの作品の中で、本作は二つのアレンジを施し、活性化を試みた。一つは、代理出産の過程で、義母と娘婿の子作りによってお互いの躰が馴染み、恋愛感情が生まれるという筋立てを避け、代理子作りに煮え切らない婿に、義母が、疑似の家庭内不倫によって燃えようと提案をした点。もう一つは代理出産を終えて、婿との関係をリセットしていた義母に、出産後も婿が「お母さんが堪らなく好きになった」と迫り、義母の女心を揺さぶったことだ。表面的にはいつも通り義母&婿の●●劇ではあったが、情交に至る理由がより複雑化し、新鮮な印象を生んだ。これが、本作が三浦恵理子嬢に主演してもらうことで、成功した理由だろう。従来のように、代理出産「作業」の勢いのままラストの本物の情交へと展開するなら、それほどの演技力はいらない。今回は「代理」を務め終えてリセットした後、再び婿に迫られて、改めて短時間に女芯を燃え立たせなければならない演出に、より表現力の巧みさが求められ、恵理子嬢はこれを見事にこなした。彼女の官能性の高さや色っぽさは、今更言葉にするまでもない。肩や腰回りなど肢体が一層丸みを帯びてきた点は、よくぞ女っぷりを上げて貫禄をつけたと称賛すべきだろう。その分、熟女としての色艶が増しているのだからーー。ラストは、絶頂の余韻の中で婿が「母さん、嫁にもっと弟や妹が必要だと言ってください」と言えば、義母が「その分、一杯(性交が)出来るわね」と艶然と微笑み返す場面も目新しく、当方までニヤリとさせられた。